主に愛でてます

まーた今さらネタだよ。でも俺らのTo-y2コンはまだ始まってもないので許してね。

かなり好き勝手書いてしまったので心の広い人向け。特にこのアルバムが一番好き！最高更新してきた！と思っている方はここでUターン願います。その好きの気持ちは大事にしておいてほしいよ。

まずね、曲ごとのレビューにいく前に言いたいんですけど、今回珍しくタイアップ曲以外を試聴せず発売待ってから全部聴いたんですよ。

そんでいざこのアルバムを最初に聴いたとき

まぁ〜〜〜〜パッとしないオリアルきたわぁ

って思ってしまったんですよ。

しかもこのキスマイモチベが大変上がった状態で出た感想だからね。これは由々しき事態。

けど何回か聴いていく内にすごく良いアルバムだと思い始めました。今は。

ってことでそれなりに辛口な感想になると思いますがざーっと全曲レビューした後に総括として私がこうなったら良いなと思うKis-My-Ft2楽曲の今後の方向性などを語っておりますので時間ないよ！って方は後ろまでびゅーんしてそこだけ読んでくだされば幸いです！！

それでは行ってみよ〜

01."9th"Overture

外国の子どもの声入れるの好っきゃなーwwでもこれだけで一気におしゃれになるから不思議。

子どもたちの会話の後に流れる音楽が今回のオリジナル曲のオケの一部分を切り取り組み合わせてできたものでこれからどんな音楽に出会わせてくれるのかワクワクする。

02.To Yours

今回のアルバム曲のテーマにあった"幸福感"をたっぷり感じられる曲。今までのアルバムのリード曲より聴いて感じる衝撃とかはないけど、疲れた日の帰り道とかに聴くとめっちゃ染みるんですわ。贈り物がコンセプトでMVでも歯車の精霊たちに扮したキスマイがちょこちょこ動いているのがかわいい。コロナ疲れしてる全人類に見てほしい。

03.りあらぶ

これを聴かないと朝が始まらねぇ身体になってしまった。歌う前の吐息が聴こえる出だしからもう最高すぎる。キラキラ爽やかなラブソングです。

試聴ではバックの音こだわってていいな〜くらいしか思ってなかったんだけど、フルで聴いたらメロディーラインも強いじゃないすか。サビのメロがザ・アイドルのPOPSでこういうの大好物！！特に2番の最後「君こそが永遠(とわ)の真実の恋だから」の歌詞とメロの相性が合いすぎてる・・・基本ポジティブハッピーな歌詞が綴られてるのに、ここだけ「〜だから」って言い切りの言葉じゃなく一旦区切られてるのが切なくて良いんよ。キラキラのメロ×切ない歌詞ってそんなハロー!プロジェクトの伝統芸みたいなことしたら優勝するに決まってる。山田竜平さん(作詞・作曲担当)さては天才ですか？？

途中のかっこいいラップも良いスパイス。最近気づいたんだけど横宮二千がソロで歌ってる裏でガヤさん？まえあし？が下ハモしてる？？

あと何が一番ヤバいかってこれがマスクのCM曲として作られてるところ。チームキスマイ狂いすぎ。

04.HANDS UP

キスマイのWE GOでかかっていそうな曲シリーズ第3弾。*1

パフォーマンスありきの曲のイメージだけど改めてCDで聴くとより細かい音が際立っていて良い。

05.Cannonball

イントロからBメロまでは今回数少ない治安悪めの曲・・・と思わせておいてサビはかなり爽やかテイストな一曲。

みんなドス声で歌ってるから気づかなかったんだけどCメロのBang!Yeah君の元へから二→横→宮→千→藤→玉→北の順で歌ってる？？コンサートで見たらエモそうやん。

これは演出次第でかなり良くなりそうよな〜〜〜〜ただタオル回す系の曲にならないことを願う。

06.Letting Go

曲単体では悪くない。が、この次にPositive Manというローテーションの曲が来ることを考えるともうワントーン明るい曲だったら今作のバランスが一気に良くなったと思う。# No.1 Girlの続きらしいことを知ったときは歌詞の考察とかできて良いなと思ったけど、如何せん私が曲の良し悪しを歌詞よりメロで判断してしまいがちなので・・・

とかいつも思ってると落ちサビ前のみっくんが良い感じに歌い出すからまぁいっかとなる(ちょろ)

07.Positive Man

レゲエ初挑戦？難しそうだけど皆歌いこなせてる。

サビ前の藤千パートは意外性があって良い。

08.MAHARAJA

このアルバムにこのトンチキソングがあって良かった！！ええじゃないかの従兄弟。

1番の最後俺マハラッジャ⭐︎のたいぴパートが「たいちゃん⭐︎」って感じなのにその直後2番の頭でドン・ジュアン出てくるのオモローすぎる

てかこのアルバム聴くと全体的にたいぴの器用さが凄い分かる。

あと言わずもがなサビ前の北千パートが秀逸ww案外こういう曲で歌ウマな人のポテンシャルが発揮されるのかも知れない笑

09.Be alright

スカに挑戦した心意気は認めるけどおまえもうちょっといけたやろ。

なんかカラ元気ソングって感じがしてしまう。マハラジャの次なのが尚しんどい。

しかしこれもそう思ってると良い感じのみつソロがくるからまぁいっ(以下略)

10.My Place

出だしがヒロミツな時点で勝ち曲。このアルバムを聴いたあと暖かい気持ちになれるのってTo Yoursとこの曲のおかげな気がする。あと最後のSmilest。

サビの全員のハーモニーがニカの声が強くて新鮮に聴こえる。皆のソロが増えるのも良いけど全員が歌うところで曲ごとに合った人の声を強調して聴かせるのもおもしろいと思った。

11.Edge of Days

どこで聴いても神曲だな君は。今回ほっこり系が多いので一際目立って良いね〜

あぁこれ歌う7人が生で見たいよ…絶対曲入る前の演出とかも凝っててバリかっこいいよね・・・火を背負いながら歌うEdge of Days優勝の未来しか見えない

"どんな嘘や未来も切り裂いていく胸に光がある限り"って歌詞まんまKis-My-Ft2の事だよね？？日曜朝のアニメ『Kis-My-Ft2』の主題歌だよねこれ？？？

12.Make you main

これまた現場次第な曲やな。って初めて聴いた時の下書きに書いてたらなんとその1週間後にはYouTubeの配信*2とCDTVライブライブ！で歌ってくれた。やっぱり本人らが歌ってるの見たら好きになる。"俺だけ見てろ"なんてイケイケなキスマイがやっぱり好き♡

13.Sometime...

宏光「じゃあなそんじゃまた会おう」ってなに令和版台風ジェネーション-Typhoon Generation-かな？？

歌割がまぁまぁ謎だった。冒頭のRAPは普通に藤ニカ入れたほうが良くない？

曲調はかなり好き。哀愁漂うミディアムナンバーはメンバーが今の年齢だから歌えるようになった曲だと思う。

14.memento

かなり良い。たぶんシングル用に作ってたクオリティ。キスマイのバラードといえば私の中で永遠のチケットとGoodnightしか勝たん状態だったんだけどこの中にいれて3強にして良いくらい好き。皆の声が優しい。

15.COUNT 7EVEN

うたプリで有名な上松さん作詞作曲の"7"をテーマにした曲。歌詞からキスマイの事をよく調べて作ってくださったのが分かる。We are SAIKOU！！の一文だけでめちゃくちゃKis-My-Ft2らしさを表してるの凄い。

正直曲調が初めての感じすぎてキスマイはこれをどう歌うのかな〜って想像できずにいたけどこちらもYouTube配信で歌ってくれて、うまくモノにしてたのでさすがだった。間奏で7人で輪を描きながら踊るところの良さよ。

16.Smilest

今回のアルバムで1番褒めるべきはこの曲をラストに置いたところかもしれない。歌詞が良すぎる。笑顔の似合う美しい人に向けた曲。

"微笑んで代わりのない美しい人"ってこんなんキスマイ版Dear Womanじゃん。

ふと聴いた時に1番のサビ前のタカシのパートうまっっ！！！？って驚いて聴き返した。

「一緒に作りたぁいぃぃい⤴︎」音上げながら息切るのめちゃ良(りょう)じゃないですか。

聴いててすごく元気とか勇気とかもらえる曲。

17.[Bouns Tracks]種

ルラルララの親戚。

YouTube配信で卒業式ができなかった人に向けて歌ったのは良かった。てか当事者なので嬉しかったです。サンキューじゃん。

通常盤Disc2

＃NO!NO!(玉森裕太&二階堂高嗣)

これ耳元で喘いでソングとか死別からの裏切りソングとかの衝撃に埋もれがちだけどかなり名曲だからなw

メロディが好き。凄く00年代初期の曲っぽい。嵐の名盤How's it going?に入ってても違和感ない。つまり私好みのジャンルの曲ということです(いら情)

というかニカ玉の声ってこんなに相性良かったっけ？？元のメロディが良いだけでなくユニゾンの良さで曲のクオリティがグンと上がってる。B型がテーマって斬新だけどすごくニカ玉らしい傑作。

バクテリア(北山宏光&藤ヶ谷太輔)

ウケる。あんまり人に勧められなくなるから直接的な表現は控えてほしいんですけど藤北さんー。私ツアーはいつもマミーと参戦してるんですけどどんな顔して聞けば良いのですか。あえいでの後にあぁってイカつい声で言ってるガヤちゃんおもしろすぎるだろ。

But歌詞の意味を考えなければ女子ドルが歌っているような爽やかソング。女子ドルといってもakb系じゃなくてWinkさん系なんだけど。藤北ツインズで真顔でフリフリの服着ながらこれ歌ってくんないかな！（ないよ）

よく聴くと所々歌詞に載ってない「ふふっ」とか「おい」とかいうセリフが入ってて遊びが感じられる曲。

2人の曲で今まであったようでなかった曲調でこれを演出でどう表現してくれるのか凄く気になるよー。

王国の蝶（横尾渉&千賀健永）

正直最初に聴いた時この曲に込められた意図とか全く読み取れなくて、私が俳句についてもっと知識があれば感じられる事語れる事があるのにと己の力不足にしょんぼりしながら下書きしてたんですが、なんとその後作詞してくださった夏井のなっちゃんが自身のYouTubeでこの曲の歌詞解説をしてくださいました！！*3

蝶々の言葉が聞こえるという意外ななっちゃんのファンタジー思想からできた歌だった！！

動画ではキスラジで横千が気になると言っていた「飛ぶのは痛い飛ぶのは痛い蝶の羽」「蝶や今もう戻れない高さまで」という歌詞について語ってくれてたんだけど、それを聞くと偶然にも横尾さんの自分の置かれた環境にもがきながら成長してるところとか、千さんの常に抱え切れないほどのエネルギーで高みを目指してるところとか、どちらもお互いに合っている歌詞だと思って2人がそこに興味を持ったのが必然みたいで良かった。

コンサートでは袖なしの和服とかで歌って欲しい！

運命（宮田俊哉&玉森裕太）

怖いんだけど。宮玉ソング三部作が闇落ちで終わると思わなかったヨ。

"君に似ていたからさ〜「最悪の言い訳」"の流れ笑う。シリアスコント。

最後に一つになるって歌詞があるんだけど怖すぎるよね。としくんどうなっちゃうの。お玉さんの世界に引っ張られちゃうの。現場で正解を見たいような見たくないような・・・

これ聴いた後癒しを求めて大体BE LOVEを聴きに行く。この頃は幸せそうだなって(遠い目)

総括

ざっと全曲レビューしてみました！

去年のを見返してみたらあまりにも雑だった（ツアー初日にどうしても間に合わせたくて開演30分前にダーッと仕上げたらああなった）ので今年のがまだマシですかね・・・曲によってはアレですみませんけど・・・

というわけでここからは総括です。

まず、冒頭に言ったように何故このアルバムを初めて聴いた時パッとしないと思ってしまったかと言うと

・タイトルから想像するよりアップテンポな曲が少なくミディアムバラードなどが固まっていた

・コンサート映えしそうな曲が少なめ

・私がまだKis-My-Ft2にアイドルとして落ち着いてほしくないという個人的願望

が大きな要因だと考えられます。

今回のアルバム、聴けば聴くほど好きになってるんですけどそれでもやっぱりおもちゃ箱がテーマならもう少しパンチがある曲があっても良かったと思うんですよ。

例えば、あんなに最高ハチャメチャにかわいいCM*4を作ったのだから中々子どもに選んでもらえないフィギュアの言葉を綴ったギャグファンシーな曲とか。と思ったけどMAHARAJAに加えてそんなのがあったらどこぞのコミックバンドのアルバムになってしまうやないかい（一人で完結）

あと、去年のFREE HUGS!を経ての今作だと考えるとキスマイが大人になり今後の路線をどうするべきか凄く試行錯誤してる時期なんだと感じました。

去年は”おしゃれに振り切る”がテーマのFREE HUGS!だから落ち着いた曲が多くても腑に落ちたし何ならフリハグはA.D.D.I.C.T.とかBring It Onとかかっこいいのも多かったから物足りなさを感じなかったんだけれど、タイトルからポップな印象を受ける今作も比較的大人っぽいというか緩やかな曲調が多いからアラサーアイドルとして今後こういう曲調のものが中心になっていくのかと思うと寂しくなってしまったというか。

私がメンバーと同世代ではない為ガキくさい感想になってしまっているのもあると思う。アイドルだって年は取るしいつまでも若々しいぷりっぷり♡な曲をリリースするのも難しいとは思う。でも、

そもそもキスマイにそこまで大人しい曲を求めている人っているん？？

あの人らの初期の頃の曲思い出してみ？*5シーハ―ハー！シッ！ハ―ハ―！シ―ハ―ハ―！Kissをしよ〜〜！とムッチュカミカミ！君は果実！だぞ？？？？？

そういうトンチキな歌詞をもったいないほど良くできたメロディにのせて歌う贅沢さがキスマイ楽曲の魅力だったりするんじゃないのか。もうそうゆうのが似合う年じゃないってか。いやそもそもKissをしよ〜〜！は何歳のアイドルが歌っても様子がおかしいことに変わりはないかんな？？

だからそういう意味で今回のオリ曲だとりあらぶがダントツなんだよな。ちょっとトンチキな歌詞に耳心地の良いメロディ・・・三次元な恋をしようよってなんだよ意味分かんねぇよ最高だな。

新エイベはMVのメイキングを見る限りかなりアーティスティックなセンスに拘りたいチームなのが分かるし、実際今回のジャケ写はかわいくてクオリティ高いしそのセンスはジャンジャン取り入れてもらってくださいなんだけど、どうしたって彼らの消費者はアーティストのファンではなく大半が担当の顔・キャラを愛してるドルヲタなのだよ。そうド・ル・ヲ・タ！！！

今回私がTo-y2を初めて聴いて萎えちゃったのはLiveの演出が想像できない曲が多すぎたのもあると思う。

Yummy!!から、それ以前までアルバム収録曲はほとんどコンサートで披露してきたキスマイが、アルバム収録曲でも歌わないものが増えてきた。Yummy!!ではきっと時間が足りなくて削ったんだろうなという考えに至ったけど、フリハグだとこれコンサートで歌わないんだろうなとCDで聴くだけでなんとなく予想した曲が案の定エンドロールで使われたのみだったりした。

めちゃくちゃ悪い言い方をすると、今回はそういう曲の寄せ集めという印象を受けてしまった。

多分この一枚に集められた曲じゃなくてどこかのシングルのカップリング曲として分散されてたらもっと始めから好きになってただろうなって曲もいくつかあった。

私はまだキスマイに"アイドルとしてのパフォーマンス"をやめてほしくないんだと思う。

だから、今回はタイアップ曲が多い故に踊らずただ歌うだけで成立してしまうミディアムバラードとかが固められていて、今後全然踊らなくなったりアイドルらしい歌がなくなったりしたらどうしよう…とかそういう心配をしてしまった。

くっ…！Kis-My-Ft2が業界で評価されててCM起用曲が多すぎるめちゃくちゃクリーンアイドルなばっかりにっっっ……！

(エイベの企業努力でもあります)

まぁ、ダラダラ言っていたことをまとめると

Kis-My-Ft2、まだまだ元気なアイドルやってくれ

なのです。

じたんは今年35歳だし、末っ子の千さんがまだ30手前とは言えこれくらいの平均年齢で落ち着くグループを幾つも見てきた。

Sometime…とかデビュー当時では歌えなかっただろう曲が増えた事は本当に嬉しいんだけどね。

けどキスマイってほんと色んなジャンルに染まれるグループだからさ。いい年齢になってきたからって音楽を"大人っぽい"の一つの道に絞る必要はないと思うんだ。